レファレンス貰えれば苦労しねーよ!バンクーバーで現地企業就職のためにやったアレとコレとソレ Part 02
レファレンス貰えれば苦労しねーよ!バンクーバーで現地企業就職のためにやったアレとコレとソレ Part 01はこちら
前回の振り返り:
- 4ヶ月で英語ペラペラに喋れるようになったわけでもなく
- 素晴らしいスキルセットを持っていたわけでもなく
- 最強のレフォレンスをGetしたわけでもなく
1ヶ月間、70件のレジュメを送付して2件の内定を貰えたわけですが、ただ単に70件レジュメを送っただけではありません。
今回は具体的にどうやって、マーケティングの仕事をGetしたか今回はその戦略と具体的なActionの話をします。
詳細の話にうつる前に、簡単に当時の僕の状況を整理すると以下の通りになります。
達成したかった目標と目的:
- カナディアンの会社でマーケティングポジションの仕事がしたい
- 英語でマーケティングできるようになるために英語でのマーケティング経験が積みたかった。
- というかそもそも英語喋れるようにならないといけない。
これらの目標を一番早く達成できるのが、現地の企業でマーケティングポジションで働くことだと思い、どこでもいいからとりあえず働かせてくれるところを探しました。
強みと弱み:
強み
- 職務経験として見せれる実績が多少ある
- うだうだ考えずに行動できる
弱み
- 英語にディスアドバンテージ
- 単純に面接に弱い(日本語でも)
当時の自分のことを簡単にまとめると、こんな感じでした。
僕の就職活動全体を通して言えることですが、自分の限られたスキルを使って、どうやって”いち早く”目標を達成できるかを考えました。
“いち早く”というのがポイントで、何ヶ月も就職活動をしているだけの金銭的な余裕も時間的な余裕もなかったので、どうすれば自分の持っているスキルの範囲で、効率的に仕事を獲得できるかが重要でした。(※おそらくバンクーバーにいる社会人の人はほとんど皆そうだと思います。)
よく就活Webサイトに紹介されているような”理想”(やった方が良いこと)を疑いつつ、今の自分がどうすべきかをしっかり考えて行動しました。
そもそもなんで70件もレジュメ送ったの?頭悪いの?
頭は良くないですが、70件送ったのにはちゃんとした理由があります笑。
よく言う”やった方がいいこと”リストの1つに、会社ごとにカバーレターとレジュメをカスタムして送るというのがありますが、僕は当時の英語力を考えると時間的に考えて非効率すぎると思い、やりませんでした。
もし、1件1件カスタムしていた場合の時間を概算すると
- 求人情報を隅から隅までチェックする: 1時間
- 会社のWebサイトをくまなくチェックする: 2時間
- それをレジュメとカバーレターに落とし込む: 2時間
- カナディアンの友人にチェックしてもらう: 1日~7日
1件あたりこれくらいの時間かかっていただろうと推測できます。これだと1日よくて1-2件、チェックしてもらう友人が忙しいと、1週間まるまる動けない・・・という可能性もあります。
またバンクーバーでマーケター職を探している人が多く、そもそも苦労してカスタマイズしたレジュメを読まれる可能性が低い(=時間の無駄使いのリスクあり)という背景もあり、今の自分がやるべきではないと決断し、早々に選択肢から消しました。
そしてひたすらレジュメを送り続ける!
レジュメとカバーレターとポートフォリオのテンプレートを作ってひたすら送り続けました。今見ると、その辺のウェブサイトに載っているものをコピペしたんじゃないかと思うくらいプレーンな内容で、改善の余地が多分にあります。(※ネイティブチェックの記事でも書きましたが、友達もしくは先生にプルーフリーディング(Proofreading)をお願いするときには伝えたかった内容が変わってないか注意が必要です。この当時の僕はとりあえず、ネイティブがチェックしたから大丈夫かなと思ってそのまま使っていました。機会があれば、このレジュメチェックの件、掘り下げて書きます。)
参考までに下記が実際のレジュメとカバーレター
レジュメ(※途中で切れてます)
カバーレター(※途中で切れてます)
※ポートフォリオは実際のプロジェクトの内容なので、ここには貼れませんが、めっちゃ結果出たでー!という内容です。これもカスタマイズなしのテンプレート。
さて、ひたすら図書館にこもってこの不完全なレジュメを毎日地味に送り続けました。
全く誰とも話さない日が多々あり、たばこをせがまれたホームレスに“Sorry, man! I don't…”と言うだけの日々が続きました・・・泣
2-3週間程度こもり続けた結果、70件中、4件の面接を獲得しました。(6%程度のアポ率、営業の時に比べると悪くない数字です笑)
ただ、面接のアポが取れたから一安心・・・ではありません。
そこで次に出てくるのが僕が死ぬほど苦手な面接パートです!
向こうに面接させない面接をする
一言で言うと、対面面接のチャンスをくれた全ての企業にプロポーザル(提案書)を作って持っていきました。
僕は前職でSearch Engine Optimization(SEO)とWebサイトのパフォーマンス改善をメインでやっていたので、その辺の改善案をまとめました。その表紙はこちら
合計23ページの提案書で、Webサイト内の改善点をできるだけ具体的にまとめました。
カスタマイズしたレジュメのように見られないリスクがないので、思いっきり時間を使いました。リサーチ含めだいたい1つあたり5-7日間くらいかかりました汗
この表紙も含め中身はグラマーの間違いから意味不明な表現まで完璧とは程遠い出来でしたが、要はそのポジションをこなせるだけのスキルと知見ありまっせ!ということが伝わればいいわけです。
ちなみに面接の応対はどうだったかというと・・・鼻くそでした。会話が全くかみ合ってないのが僕でもわかるくらい悲惨な内容でした。
ただ、提案書を面接の冒頭に叩きつけたおかげで面接の主導権を取ることもでき、向こうが用意していた質問リストが、もはや面接のおまけみたいな状態になりました。
※間違いだらけの提案書フルバージョン見たい方は、はてなブックマークして、このブログのコメント欄にコメントください。なにかしらの方法で送付します。
結果、4件のアポ(2件電話/2件対面面接)に対して対面の2件は内定(上記提案書のおかげ)2件は電話面接(スクリーニング)で提案書作れなかったのと応対がめちゃくちゃだったため敢えなく散りました。
あとあとになって同僚の話を聞くと、「こんな提案書作ってくるくらいだから英語くらいすぐどうにかなるかなと思った」とのことです笑
※ちなみにこの提案書の話は今でも社内でネタにされます笑
まとめ
以上、こんな感じで晴れてバンクーバーのマーケティング会社に就職しました。
もちろん今の会社に出会えたのはただ単にラッキー(金曜日はビール飲みながら仕事できる)でもありますが、英語が全くできなくても就職のためにできることはあります。
今回の僕のやり方は、わりと誰でもその気になればできる方法ではないかなと思いシェアしました。質問あれば下記にコメントください。
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