27歳「あんたの人生一生そのまんまやで」を考える
日本に帰ってきてはや1ヶ月が経ちました。
当初は2週間の予定でしたが、もろもろのごたごたがあり結局2週間延長してしまうハメになりました。
今にして思えば、この一ヶ月間で改めてこれまでとこれからの人生をかなりじっくり考えることができたのですごく貴重な期間だったと思います。
さて掲題の内容ですが、
「あんたの人生一生そのままやで」
今回の日本帰国で一番ショックなラインはこれです。
今まで猪突猛進に色々なことを挑戦してきて、
プライドがズタズタになったり、学生時代並みの貧乏に逆戻りしたりする中で
やるべきだと思ったことは道筋が全く見えていなくても無理矢理実践してきました。
ただ僕自身、そんなことを一生続けられるとは思ってはいません。
なぜ今までそれができていたか、それは希望があったからです。
どこかで大きく跳ねるチャンスを掴めるタイミングがくる
そのために愚直に行動をし続けることが今できる最善の道だと信じて、「できること」だけではなく「するべきではないこと」以外はほぼやってきました。
「あんたの人生一生そのままやで」
その矢先で言われたこの関西弁の衝撃は相当なものでした。
特にショックだった点は自分自身「確かにその可能性はある」と納得してしまった点。
「いや、僕には____があるので_____が____までいけば、____と____ができて、そんなことはないよ」というような明確な答えが出てこなかった点です。
一言でいえば、一生雑巾がけさせられていることが確定したシンデレラのような気分です。
雑巾がけの技術が上がって、少し良いとこの召使いに雇われて多少の時給アップ・・・という可能性はあるかもしれませんが、要はその程度の変化で人生終了です。
僕は雑巾がけ(仕事の比喩)を楽しいと思っている点は違いますが、一生雑巾がけをし続けていたいとは思ってはいません。
では何をしたいのか?その次に頭をよぎったのは「何か大きい事をやりたい」でした。
中学生の将来の夢みたいですが、恥ずかしながらこれが正直なところでした(笑)
以前から事ある毎にいっている
日本の素晴らしいプロダクトとサービスを世界に広げる。
特にヒト・モノ・カネが不足している中小企業のためウェブのマーケティングを活用して海外展開をサポートしたい。
この気持ちはまだ強く持っています。
ただ、間違いなく今のプライマリフォーカスではありません。
理由としては
- ウェブとマーケティングだけの力のみで海外で戦っていくことの限界を感じるため、言語・文化・市場の成熟度が違う海外で戦っていくために、もっとしないといけないことはたくさんあるとわかったため。
- 自分自身、ウェブだけに限らずエージェンシーとして「マーケティングを売る」という行為を生涯の生業にすることに少なからず疑問を感じ初めてきたため(※この件はまたブログに書きます)。
- マーケティングという要素のみをフォーカスするよりもビジネス全体で捉えて事を成す方が面白いと感じるため。
他にもよく言っているのが
さらに市場が大きいかつ競争が激しいアメリカの西海岸(ロス、サンフランシスコ、etc...)・東海岸(ニューヨーク)で仕事をして経験を積む
これも、プライマリフォーカスではなくなりました。
理由としては、どの国で仕事をしてようがどの会社で何をするかによって全然違う、「___で仕事しているからかっこいい」というのは、あまりに本質から遠ざかっているためです。(※こういうと当たり前ですが、案外見落とされている視点です。)
そこで、大阪に滞在している間、母親の友達から、前職でお世話になった方、学生時代の友人まで様々な方に相談しました。その結果見えてきた答え、それは・・・年収です。
今の僕のライフステージで、今欲しいのはお金です。
何かやりたいことができた時にいつも障壁になるのは金銭面です。
現状で賭けられるものが少なく、何をしてもそこそこで終わってしまっています。
今まで仕事を選ぶ上で年収を気にしたことがなかったので意外な結論ではありますが、ここが2017のフォーカスです。
好きな仕事はする。年収もしっかり貰う。これです。
2017年、年収800万円ラインを狙います。
2017年、単発で終わるようなフリーランスの仕事を減らしつつ向こう10年の基盤を作ることにフォーカスします。
2017年、プライベートでも仕事面でも今まで以上に最も重要な1年になります。
2017年、これからはやることを選びます。やりたいことでもやらないことも出てくるかと思いますが、一つ大目に見て頂ければと思います。
「あんたの人生一生そのままやで」
2017年のスタートを切る前に改めて考えてみてはいかがでしょうか。
もし僕のように何かキッカケを待っているのであれば素晴らしい発見があるかもしれません。